あと、お砂糖を一匙足して

好きなものは好きだと言いたい

もう一人の自担の話。

普段ここでは薮くんの話ばかりしているけど、久々に沼落ちきっかけのDVDを見て懐かしくなったので、もう一人の自担、長野博への沼落ち経緯を書こうかと思います。(大した経緯ではないんだけど…)

 

 

アラサーにしてジャニーズ沼に落ちた話。

 

 

思い返すと、V6とはずっと昔に出会ってはいた。

別にジャニーズに特段興味があった訳ではない。

それでも、ウルトラマンティガは弟と一緒に見ていた。

運動会はWAになって踊った。

火曜夜は伊東家の食卓から学校へ行こう!が定番だった。

ドラマ、アニメ、CMタイアップがきっかけで知っている曲も多く、気になる曲があればたまにツ〇ヤでCDを借りていた。

それでも「沼落ち」には至らなかった。他のジャニーズグループに関してはCD借りるなんてことはほぼなかったから、広義の「好き」ではあったと思うんだけど。

大学に入りテレビを全く見なくなると、少し距離が空いた。

社会人になってしばらくした頃、ちょっと話題になっていたラブセン(※1)も話のネタ程度にプレイしてみた。それでも沼には落ちなかった。(今思うと本当に不思議。「もっと真剣にラブセンに取り組めよ!!!」と昔の私をしばき倒したい。)

 

2016年の大晦日、一人でぼんやり紅白を見ているとV6が出ていた。

全体合唱でにこにこ歌う井ノ原くんに「なんと気持ちの良い人なんだろう」と思った。

そのままジャニーズのカウコンを見て、「わちゃわちゃしているおじさん達かわいいな…」と思った。

 

年が明けて、「そういえば最近のV6ってどんなことやっているんだろう」と思い、軽い気持ちでアニバコンDVD(※2)を買った。

この時勢いだけでDVDを買った自分、本当によくやった。えらい。

 

ジャニーズのライブ映像を見るのは人生初。この時点では特定の好きなメンバーが決まっていた訳ではないけど、想定以上に引き込まれた。

それぞれ個性が強いのに綺麗に揃っているダンスに惹かれた。しかも絶えず踊っている。会場内を駆け回ったと思ったら、また踊っている。ずっと踊っているから見ていて楽しい、すごい。ジャニーズの体力すごい。

照明・演出も綺麗。知っている曲も知らなかった曲も、気づけば「いい曲だ…」と思わせられる。

ファンとのやりとりも素敵だなと思った。ほんと失礼な話で「ジャニオタ=熱狂的なファン=怖い」と思っていたがそんなことはない、双方の視線が温かいと感じた。

 

そんな中、HONEY BEATの「笑って」という歌詞で笑顔を見せる長野くんに一目惚れをした。

よくハートの矢が胸に刺さる描写があるけど、まさにそんな感じ。トスン、と音がして、長野くんが好きになった。

自分が一目惚れするとは思ってもみなかった。一旦好きになると、ずっとその人ばかり目で追ってしまう。そんな経験をしたのも初めてだった。

 

「もっともっと彼を見てみたいなぁ」。そう思っていた矢先にちょうどシングル「Can't get enough」「COLORS」が発売され、そのままアルバム「The ONES」発表、続いてワンズコン、と供給の多いタイミングだったのも何かの運命だったかもしれない。見事にV6の沼にごろごろと転げ落ちた。

 

初めてコンサートに行った日のことは忘れられない。

開演前アナウンスで「うちわとペンライトを使った応援は…」と流れてきて、「そうか、私は彼を"応援"しているのか…」とじんわり嬉しくなった。ここに長野くんのことが好きな人間が一人いるんだよ、ということが伝わればいいなという一心でペンライトを振った。

生で見ると、長野くんは写真よりも映像よりも何倍も何百倍もきらきらしていた。歌声も、これまでよりずっとずっと好きになった。

昔からたくさんV6のことを目にして曲も聞いて「知っていた」のに、コンサートDVDを観て沼落ちしたということは、やっぱりステージの上の彼は"特別"なんだなぁと思う。実際にコンサートに行って彼のきらめきを目の当たりにして、その想いが強くなった。

 

 

長野くんにハマった時の勢いがあまりにも良かったから、他のジャニーズにもコロコロ目移りするんじゃないかと自分を心配していたが、意外とそうでもなかった。

熱しやすく冷めやすい方だけど、気づくと3年半長野くんを推している。

この1年半後にJUMPの薮くんにも出会い(※3)、後輩グループもどんどんデビューする中で「この勢いでさらに推しがどんどん増えていくのか…!?」と思っていたけど、思ったより目移りしない、冷めない。今は2人を応援しながら楽しく生きている。

 

 

自担って不思議な存在だなぁと思う。

V6メンバー一人ひとりの魅力をどんどん知って、ほぼ箱押しに近いくらいメンバー全員のことが好き。歌声が好き、ダンスが好き、佇まいが好き、笑顔が好き、誠実さが好き…それぞれの好きなところを挙げていけばキリがない。

でも長野くん(と薮くん)を目にした時の「どうにも言葉で表せないあの胸の高鳴り」だけは特別で、「やっぱりこの人は私の自担だ」と思い知らされる。

えぇ、大好き。完敗。白旗。

 

 

 

※1 GREEから配信されていたV6の実写恋愛シミュレーションゲーム

※2 「V6 LIVE TOUR 2015 - SINCE 1995 ~ FOREVER -」。20周年のコンサート。V6とスタッフとファン、みんなの愛で溢れた素敵なDVD。

※3 薮くんを好きになった日のこと。 - あと、お砂糖を一匙足して